【最新】ポルノグラフィティのライブDVD全作品を徹底比較(前編2018~2009)
(2019年3月29日更新)
ポルノグラフィティの東京ドームライブ開催が決まりましたね。
「ライヴに参加する前に、これまでのDVDをチェックしておきたい!でも、いきなり全部を観るのは無理だし、通販サイトのレビューもあまりあてにならないし…」という、そこのあなた!
ポルノグラフィティファン歴15年(=ファンクラブ会員歴)のわたしが、これまで発売されたポルノグラフィティのライヴDVD全作品を徹底比較し、あなたの「はじめてのポルノDVD」をお手伝いいたします。
徹底解説ということで、ランキングはつけません。(ランキングは別ページでつけました)
公平性と主観性をミックスさせつつ、
・セトリ(セットリスト)充実度
・トークの充実度
・衣装のかっこよさ度
---------↑ライヴDVDとしての評価
---------↓はじめてのライヴDVDとしての評価
・(以上を加味しての)オススメ度
の観点から、DVDを解説していきますよ!
- 15thライヴサーキット“BUTTERFLY EFFECT” Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018
- PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan
- 横浜ロマンスポルノ’16 ~THE WAY~ Live in YOKOHAMA STADIUM
- FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016
- 14thライヴサーキット“The dice are cast” Live in OSAKA-JO HALL 2015
- 神戸・横浜ロマンスポルノ'14 ~惑ワ不ノ森~ Live at YOKOHAMA STADIUM
- 13thライヴサーキット“ラヴ・E・メール・フロム・1999” Live in MARINE MESSE FUKUOKA
- 12th LIVE CIRCUIT “PANORAMA × 42” SPECIAL LIVE PACKAGE
- 幕張ロマンスポルノ'11 ~DAYS OF WONDER~
- つま恋ロマンスポルノ'11 ~ポルノ丸~
- “∠TARGET” live in JCB HALL 2010
- “ロイヤル ストレート フラッシュ”LIVE IN YOYOGI DAIICHI TAIIKUKAN 2009
15thライヴサーキット“BUTTERFLY EFFECT” Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018
・セトリ充実度:★★★☆☆
・トークの充実度:★☆☆☆☆
・衣装のかっこよさ度:★★★☆☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★☆☆
コメント:非常に個性のある楽曲が集まったアルバムを引っさげてのツアーということもあり、アルバム曲ひとつひとつの演出が凝っている。『夜間飛行』から始まるオープニング、大反響の『君の愛読書がケルアックだった件』などでファンを楽しませる一方で、ギター新藤晴一のナレーションから始まる『月飼い』(『メリッサ』のカップリング)もクールでかっこいい。
※別日の演奏曲、および『君の愛読書がケルアックだった件 THE MOVIE』も収録。
PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan
まだ観ていません。申し訳ありません。
横浜ロマンスポルノ’16 ~THE WAY~ Live in YOKOHAMA STADIUM
・セトリ充実度:★★★☆☆
・トークの充実度:★★★★☆
・衣装のかっこよさ度:★★★☆☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★☆☆
コメント:THE WAYという言葉どおり、曲のアレンジやステージの使い方、衣装チェンジなどに趣向が凝らされており、好みが分かれそう。セトリは定番のシングルと最近の曲の両極で、はじめてのライヴDVDにはやや薦めづらい。とはいえ、本編最後の『THE DAY』は、パフォーマンス、演出ともに圧巻なので、曲に思い入れのあるファンなら買いだろう。
※台湾でのライヴ映像も収録。
FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016
・セトリ充実度:-
・トークの充実度:★★★★★
・衣装のかっこよさ度:★★★★★
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★☆☆
コメント:1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』を、一部のアレンジ変更はありつつも収録順に演奏。ファンクラブ会員限定イベントということでトークも多く、アットホームな流れで進んでいく。イベントとしての満足度は高かったが、はじめてのライヴDVDとして購入するにはあまりオススメではない。
14thライヴサーキット“The dice are cast” Live in OSAKA-JO HALL 2015
・セトリ充実度:★★★★★
・トークの充実度:★★★☆☆
・衣装のかっこよさ度:★★★★☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★★★
コメント:アルバム「RHINOCEROS」収録曲の世界観を崩すことなく、その他のシングルや人気カップリング曲がうまく盛り込まれている。中盤のアコースティックパートでは、ギター新藤晴一の『Hey, Mama』が会場のお客さんを大いに盛り上げた。アルバムツアーの雰囲気を学ぶには最適な作品。
※Amuse Fes 2015でのライヴ映像も収録。
神戸・横浜ロマンスポルノ'14 ~惑ワ不ノ森~ Live at YOKOHAMA STADIUM
・セトリ充実度:★★★★☆
・トークの充実度:★★★★★
・衣装のかっこよさ度:★★★☆☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★★☆
コメント:前年のツアーを受け継ぐ形で行われたスペシャルライヴ。オープニングとエンディングの結びつけかたがうまい。サポートメンバーにブラスを追加した演出は、『THE WAY~』と比較しても派手で豪華。見所はなんといっても、中盤の『デッサン#1』を歌い上げるボーカル岡野昭仁か。1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』で予習してから楽しんでほしい。
※メイキング映像等も収録
13thライヴサーキット“ラヴ・E・メール・フロム・1999” Live in MARINE MESSE FUKUOKA
・セトリ充実度:★★★★★
・トークの充実度:★★★★★
・衣装のかっこよさ度:★★★★☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★★★
コメント:15年目のベストアルバム『ALL TIME SINGLES』リリース後のアリーナツアー最終公演。細部までこだわった演出や仕掛けは、はじめてのお客さんだけでなく長年のファンも大いに楽しめただろう。セットリストはシングルが大半を占めるが、要所要所にちりばめられたカップリングとのバランスも抜群で、はじめてのライヴDVDにはかなりオススメ。
12th LIVE CIRCUIT “PANORAMA × 42” SPECIAL LIVE PACKAGE
・セトリ充実度:★★★★★
・トークの充実度:★★☆☆☆
・衣装のかっこよさ度:★★★★★
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★★☆
コメント:アルバム『PANORAMA PORNO』のツアー。ふたりのギターセッションから始まるオープニングのかっこよさは、歴代ツアー屈指でオススメ。後半の激しいセットリスト構成に応えるボーカル岡野昭仁の、歌唱力の成長が見てとれた。付属CDには、別日のライヴ音源がトークを除いて丸ごと入っているため、値段は少し高めになっている。
幕張ロマンスポルノ'11 ~DAYS OF WONDER~
・セトリ充実度:★★★★☆
・トークの充実度:★★☆☆☆
・衣装のかっこよさ度:★★★★☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★☆☆☆
コメント:カップリング曲が多めのコアなセットリスト構成となった、幕張メッセでの年末ライヴの模様。演出も普段とは異なる部分が多く、初心者ファンにはややハードルが高いか。オープニングの第一声は何度観ても鳥肌が立ち、レアな曲が数多く披露されているため、ポルノの曲をかなり聴き込み、ライヴの感覚をつかめたところで楽しむのがいいだろう。
つま恋ロマンスポルノ'11 ~ポルノ丸~
・セトリ充実度:★★★★☆
・トークの充実度:★★★★☆
・衣装のかっこよさ度:★★★☆☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★☆☆
コメント:東日本大震災を受けてはじめてのライヴは、その後Amuse Fesの会場ともなる静岡のつま恋で開催された。新旧の曲がバランスよく盛り込まれたセットリストは、どの層のファンでも楽しみやすい。ふだんは照明演出が得意なポルノチームが、昼の野外ライヴでいかに演出を進めていくかも見もの。アンコールの最後に『∠RECEIVER』を置く勇気と、それに応えたファンも評価したい。
“∠TARGET” live in JCB HALL 2010
・セトリ充実度:★★★★☆
・トークの充実度:★★★☆☆
・衣装のかっこよさ度:★★★☆☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★☆☆
コメント:アルバム『∠TRIGGER』のツアー。アルバム収録曲とそのシングル、カップリング曲が中心のセットリストは、静と動が非常にハッキリしている構成となった。本編、アンコールともにエンディングの展開が新しかったといえる。また、ふたりの髪型が全ライヴDVDを通じてもかなりチャレンジング。付属のカウントダウンライヴ映像とともに楽しめる。
“ロイヤル ストレート フラッシュ”LIVE IN YOYOGI DAIICHI TAIIKUKAN 2009
・セトリ充実度:★★★★★
・トークの充実度:★★★★★
・衣装のかっこよさ度:★★★☆☆
・(以上を加味しての)オススメ度:★★★★☆
コメント:10周年に発表したベストアルバム『ACE』『JOKER』後の全国ツアー。シングルを多く演奏している。ライヴでメドレーを行なうようになったのは、このツアーから。ふたりのトークも、初心者向けのようでコアファンにも刺さる内容となっている。オープニングが秀逸かつ、本編最後の『シスター』、アンコール最初の『ダイアリー 00/08/26』に泣かされたファンも多いだろう。
気になる作品はありましたか?よろしければ、下の方でコメントも残していただけると励みになります!(質問も大歓迎です)
つづいて、全アルバム紹介も読んでみてくださいね。